2018.05.30衣替えについて
2018.05.30衣替えについて
前日のスタッフブログに続きまして衣替えの話です。 そもそも衣替えの風習は平安時代に中国から伝わり、 その後、日本の四季に合わせて式服を替える習慣が定着したそうです。 現在の「夏服は6月1日~9月30日、冬服は10月1日~5月31日」 というのは、明治維新後の新暦採用からで、 学校や、制服のある会社ではこの6月と10月の入れ替えを採用しているところが多 いことでしょう。 ちなみに和服の世界では、上記の夏服の時期に着る物が2種類あるため 更に細かくなります。 まず裏地をつけずに仕立てた「単衣(ひとえ)」は6月と9月に、 7月と8月は生地の薄い「薄物(うすもの)」になります。 紗(しゃ)や絽(ろ)など薄物の生地には透け感のあり、涼やかさを演出してくれます。 空調のおかげで室内の温度を一定に保つことができる現代ですが 衣替えで季節の移り変わりを愉しんでみるのはいかがでしょうか。(K)