2021.07.30「顧客対応④ 態度で示そう」
2021.07.30「顧客対応④ 態度で示そう」
コロナ禍で保護猫を飼い始めた。およそペットと暮らすことなど予想外だったのに。 親猫に捨てられ、目は潰れ、排便もできない、瀕死の、まだネズミほどの子猫だった。子育て以来の3時間授乳と看病に心身ともに疲れ果て、茫然自失の日々が続いた。 200グラムだった子猫は、今や4キロ近くの立派な猫になった。猫の生活を知らず、自分も人間になれると思っているだろうか。私の生活に馴染み、悪くない共同生活となった。しかし、さすがに「喋れない」 お喋りもできたらいいな、とも思うが、喋れないからいい、ことも多い。この猫が喋ることができたら・・・きっと言われることはわかっている。 「おい、こんな遅くまでどこに行っていたんだ、俺様がこんなに待っていたのに・・・」 「お前はいいよな、そんなに食べられるのかよ・・・俺様はこんなにちょっとだぜ・・・」 「そんなに念入りに化粧したって、たいして変わらないよ・・・」 喋れない猫は、帰宅した私を駆け足で迎えに来る。まとわりつき、スリスリしてくる。 抱きしめられるのは嫌いなのに、このときばかりはされるがまま。ザラザラの舌で痛いほどに舐め回す。喋れないが、全身で親愛を示してくる。 コロナ禍でマスク着用の日々も日常になり、表情が読み取れない。言葉を発しても伝わりにくい。ここはオーバーアクションの態度で表現していかないと。人間様のコミュニケーションは物足らない。 (M) ~お客様の身近な専門家 頼れるパートナー 栃木県 研修なら 有限会社エファへ~