2017.10.26買い物リハビリ
2017.10.26買い物リハビリ
にこやかに4輪カートを頼りにお買いものを楽しむおばあちゃんの写真。
「楽々カート」という4輪のカートを使い、クッション付きの台に両肘を乗せて
体重をかけるため足腰の負担が少ない作りになっているとのこと。
お祭りを見学し、買い物をしながら昼食をとるなど、有意義な時間を過ごしている様子。
歩行補助用カートを使い、買い物をしながら身体機能の回復を図る
「ショッピングリハビリ」が各地で広がっているという新聞記事は、
お買いものを楽しみながら機能回復を図るというのもで、
全国に広がりをみせているそうです。
スーパーでカートに寄りかかるようにして買い物をする高齢者の姿をヒントに
専用カートを開発した福祉関連会社「光プロジェクト」代表取締役の杉村卓哉さんは、
ショッピングリハビリを提唱し、2011年に鳥取県米子市のショッピングセンター
「ホープタウン]で始め、全国約20施設で実施されているそうです。
買い物では必要な分量を考えるなどの頭を使うため、このリハビリを続けた高齢者の
計算スピードが上がった例もあるそうで「介護施設で10回リハビリをするより、
1回の買い物の方が効果的です」と杉村さん。
高齢者を元気にするだけではなく、地域経済を活性化させ、介護予防にもつながる
「三方良し」の仕組みに発展させたいという杉村さんの取り組みは、
高齢者の方々が特別なリハビリではなく、日常にある「買い物」を通して、
視聴覚はもとより味覚や時に計算力を楽しく使って元気になる楽しいものでした。
宇都宮でも「ショッピングリハビリ」を見かけたらいいなと思います。(E)