八百屋、精肉店、鮮魚店…。
昔はよく見かけた町の専門店。近年は百貨店や大型スーパーが急速に増えたために、お客さんが減り、閉店を余儀なくされるお店も多くある。私が小さいころは、両親に連れられてお刺身を買うときは鮮魚店、から揚げや焼肉をする時は精肉店など頻繁に専門店に訪れていた記憶がある。しかし、一人暮らしを始め自炊をするようになってからは、コンビニやスーパーで売られている食材ばかりで専門店で購入するといった考えがなくなっていた。
いつの間にか「専門店で食材を買うのは特別な日」というイメージになっていたのだろう。私が考える特別な日というのは、例として友人と旅行先で行うバーベキュー、クリスマスでの豪華な食事などが上げられる。友人や家族と一緒に野菜やお肉を買いに行くのもイベントの一つ。でも、皆がイベントでしか専門店に行かないのであれば、町の小さな専門店はやっていけないし、それこそ「大型スーパー」に行けばこと足りる。近所にあれば行くことはあるかもしれないが、わざわざ探してまで普段行こうとは思えないのだ。
しかしつい先日、会社のスタッフおすすめの鮮魚店へ社長と上司と訪れる機会があった。自分自身で初めて訪れた鮮魚店。「ブツってなに? カシラってなに!?」「2人分は何グラム!?」さっそく試練が襲ってきた。これだから一人で訪れるには勇気がいる。専門店での買い方が不慣れなため、社長と同じようなものを同じ買い方で買うことにした。
帰宅し、主人とさっそく頂いてみたのだが…美味しい。決して安くはなかったけれど、鮮魚店で買う良さを知る日になった。
そして別日には精肉店へ行くことに。私が夕食に「ハムカツが食べたい」といったため、社長が近くの精肉店を紹介してくれた。スタッフもよく訪れるお店。そこでは揚げたてのハムカツ、揚げたてのメンチカツを頂いた。その場で揚げてもらえる良さ、そして、専門店では「この料理にはこのお肉が良い」などおすすめもしてもらえるだろう。
町の小さな食材専門店。一見さんの私にも温かく接してくれた店主と奥様のおかげで、今までのイメージ…というか入りにくいという気持ちがなくなった。今後は便利なスーパーと併用して近所の小さな専門店にも積極的に足を運んでいきたいと思う。
(Y)
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