2021.07.02「顧客対応③ 予告」
2021.07.02「顧客対応③ 予告」
日本の電車やバスは予告が実に丁寧だと感心する。自分が乗った乗り物の行き先や次の駅名、場合によっては乗り換えのホームと時刻までをつぶさにアナウンスしてもらえる。方向音痴に自信のある私には実に嬉しいサービスである。 感心するのは歯医者さんの予告。しっかりと目をつぶって受ける治療は恐怖が伴う。患者は次にどんな器具でどんな治療となるのか全くわからない。ドキドキするこちらの胸の内を察して次の治療の予告をしてくれる。「これから塗る薬はちょっと苦いですよ」「注射をしますので、少し痛みます」なんて言ってもらえると数秒前の覚悟ができる。これももちろんCSの一部と思うものの、有難い予告である。 天気予報の予告も微に入り細に入りで、過保護なんじゃ・・と思うほどに親切。 「今日は花粉が多いので、お気をつけください。」 「午後、雨が予想されます。洗濯物は外に干さず、折りたたみ傘を持ちましょう。」 「夜は冷え込みます。薄いコートがあるといいでしょう。」 おかあちゃんか、と思うほどのきめ細やかなアドバイス。 恐ろしいのは緊急速報の「キュイーン、キュイーン」 震度4以上の揺れの覚悟は、いっきに心拍数が上がる。 人生の予告は?人生の予告はないからこそ楽しみにできるのだろう。どうなるか、わからない、ということは、あなたの力でどうにでもなる!という予告かも知れない。 わくわくしながら見えない明日を楽しみにする。(M) ~お客様の身近な専門家 頼れるパートナー 栃木県研修なら 有限会社エファへ~